酸化した油脂はなぜいけないの?カラダへ及ぼす害は?
こんにちは♥たまご美容師です(@ryoocosato)
コンビニのホットスナックや、ハンバーガーチェーン店のフライドポテトの油は、一般的に酸化していてカラダに良くないと言われていますよね。
そうなのです。酸化した油は健康面や美容面でカラダに悪影響を及ぼすのです(/・ω・)/
たまご美容師りょーこ
1 油脂の酸化とは
物質が電子を失う化学反応のことを指します。酸素がついたり、水素が奪われるといったことで反応が起こります。
油脂も、他の物質と同じように酸化が起こります。そして酸化した油脂を使うことは、カラダにとって良くありません。
では、なぜ、酸化した油脂はカラダに良くないのでしょうか?
①空気による酸化
油脂は、光や熱、酸素、水、金属などに触れると、活性酸素によって酸化され、臭いや味の劣化が生じます。
そして過酸化脂質という有毒成分が作られ、動脈硬化などの原因となると言われています。
過酸化脂質のひとつ、スーパーオキシドアニオンは、DNAを損傷させる発がん性物質とされていますし、酸化することにより成分が変化し、有毒な物質が発生します。
②加熱による酸化
揚げ物をはじめとした過熱によって起こる酸化は、さらに気をつけなければいけません
食用油は、揚げたり炒めたりと、色々な調理方法で加熱します。
油脂の成分の脂肪酸の種類によって、加熱により簡単に酸化するものもあれば、熱に強く、加熱しても酸化しにくいものもあります。
熱を加えると、空気による酸化よりも、劣化が早いです(/・ω・)/ちーん
たまご美容師りょーこ
2 酸化した油脂の何がいけないの?
①酸化によって発生する有毒物質『過酸化脂質』の害
空気や加熱により、酸化が進んでいくと、有毒物質が発生します。
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脂肪酸ラジカル(酸化しだしたもの)
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過酸化脂肪酸ラジカル
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過酸化脂質(アルデヒド類など)というような流れで酸化していきます。
この過酸化脂質がよくないと言われています。ラジカルとは、他の物質を酸化させる反応性が高まっている状態の分子のこと。
アルデヒド類は、ALEsという物質になり、細胞を傷つけるため、健康面・美容面に影響を及ぼします。 そして、酸化した油は、周りのものを酸化させやすい状態や、攻撃性の高い状態になるため、周りも道連れにしてしまうのです。酸化の連鎖反応に繋がって、どんどん酸化が進行していきます。
なので、酸化した油に、新しい油を継ぎ足すなんて、もってのほかなんだぞ(/・ω・)/
酸化した油を薄めるどころか、酸化した油を増やすだけ・・
たまご美容師りょーこ
②特に注意すべき『トランス脂肪酸』
特に、多価不飽和脂肪酸の含有が多い、オメガ3系脂肪酸のリノレン酸は酸化しやすく、臨界温度以上に加熱するとアクロレインという有害物質を発生させてしまうので、加熱調理は避けたほうがいいです
そして、リノレン酸やリノール酸は、臨界温度以上の加熱でトランス脂肪酸へと変化してしまうのです。
トランス脂肪酸はお肉や乳製品にも、微量ですが含まれています。
でも特に注意したいのは、食品を加工・精製する際に発生するトランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は、必須脂肪酸と違い、食品からとる必要がないと考えられていて、むしろ、摂りすぎた場合の健康への悪影響が心配されています。
カラダに必要な必須脂肪酸、オメガ3系の油と言えば、言わずと知れたリノレン酸たっぷりの食べる美容液亜麻仁油ですね♥
酸化しやすいので、加熱せずに、サラダやカルパッチョに使うことをおすすめします(/・ω・)/
たまご美容師りょーこ
言わずと知れていないかもしれませんが、私は亜麻仁油大好きです♥
3 まとめ
いかがでしたか?
空気による酸化と、過熱による酸化について書きました。
そして、それ以前に油を作る段階で、何度も高温にさらされてる精製されたオイルには、注意が必要です。
例えば、サラダ油(/・ω・)/また別記事で書きますね♥
では、今宵はこのへんで。